モクヨウビ

モクヨウビは、スタートから滅茶苦茶だった。満月でもないというのに。

何度か地下鉄の遅延には付きあわされてきたが、今朝は人生二度目の電車の中を歩いて次の駅に行くという、あれをまた体験した。幸い、前回ほど長くは電車の中に閉じ込められることはなかったが、やはり30分の間、電波も届かないマンハッタンとブルックリンの間のトンネルの中にいると、どんなに大らかな性格でも少しはイライラしてしまう上に、このトンネルは河の下を走ってるんだなどと、つり余計なことを考えてしまうのだ。

重役出勤で仕事場に到着。失った時間は大きい。そして、時間は何事も無かったように流れていく。気が付けばお昼になっていた。眺めの良いフロアにあるカフェテリアに行ったら、今日のメニューはイタリアンらしかった。でも、イタリアンとは名ばかりの、とても悲しいリゾットやパスタが並んでいて何ともやり切れない気分に支配されるが、またもや、つい時短目的で、気乗りのしない名ばかりのイタリアンを食べて、やり切れない気分は頂点に。

しかし、胃袋に直結した脳みそは、こういう時に威力を発揮。実に頼りになるのである。午後のミーティング用に、焼きたてのチョコチップクッキーを某 長蛇の列ができるベイカリーに配達をお願いしておいたのだが、それが午後2時前に届けられ、しっかり一枚は自分用に確保。自席に戻ってからコーヒーを淹れて、まだ温かい、しっとりしたクッキーを口にする。嗚呼、幸せというのは意外に傍にあるではないか!ドミニク!ちみは素晴らしい!!と、すっかり悲惨な朝を忘れる勢いの。笑

一応、書き留めておいた、ワタシのモクヨウビ。

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