ヘアクリップの話

高校に入って暫くしてからだったろうか。
それとも、中学の途中からだろうか?
その辺り記憶が怪しいんだが、
ワタシの頭方面、髪、短めというのが続いている。

長くてもボブ、そう、肩につかない長さが限界で、
そこを折り返し地点として、大体、夏、8月ぐらいだろうか?
発狂寸前にして髪を切り、ショートに逆戻り、、、
というのが繰り返されているわけだ。

そういうサイクルの中に身を置いているとあっては、
すっきり髪を束ねるっていう行為とは縁がなくなった。
顔を洗うのに邪魔だからという理由で、
ヘアバンドで額を出したり、ピンで留めるっていうのはあるけれども。

まあ、ヘアアクセサリーというもの、色々な種類が存在するが、
その中のひとつのヘアクリップ。
こう、二つの櫛が髪を掴むような、カニのハサミというか、、、
クリップというより、木材を抑えるクランプって言ったほうが
しっくりくるような。笑
まあ、それはさておき、
ヘアクリップは一番縁遠い場所にあった。
あれが世に出回るようになった頃、ワタシの髪は、
まとめるなんて無理なぐらいに短かったのだ。

未知の世界にえらく惹かれるのが人間、というより動物の本能だ。
隣の芝は青く見える、なんて表現が合うかどうかは分からないが、
どうも、ヘアクリップを使ったことがないことが、
人生の損のようにすら思えてくるから笑える。

そして、いま8月後半、秋も目の前なわけだが、
正に発狂寸前の中途半端な髪の長さにあり、
火曜日の夕方に髪を切る予定を入れてある。
んが!神様とはたまにイタズラをする。
仕事帰りに靴を探しにアウトレットの店に行った時のことだ。
色もよし、履き心地よし、値段もよし!なフラットシューズをみつけ
ご機嫌でレジに並んだらヘアクリップがレジ脇で売られていた。
それも、お気に入りのメーカーのものだった。
(ヘアクリップには無縁でも、カチューシャには縁があるので、
好きなヘアアクセサリーメーカーなんかが、一端、あったりするのだ、
こんなワタシでも!!)
ちらりと値段を見れば、5ドルちょい。て、手頃じゃないか。
サイズも、ちょうど、今の髪の長さでも挟める、
大きすぎず、小さすぎずときた。
買う?買っちゃう?試しちゃう?
ヘアクリップは私の右手にしっかりと握られていた。

(ちなみにアマゾンで同じものを見つけた。アウトレットでゲットした自分が誇らしく思えてきた。笑)

さて、人生初のヘアクリップ体験の感想であるが、
目から鱗である。
ヘアクリップを使ったことがなかった今までの人生は
やっぱり「損」だったと気がついてしまった。

やー、こりゃ売れて当然でしょう、
最初にこれを考えた人、すごいわ、すごい!

とバスルームで一頻り感動に浸り、
ピアノに向かって気持ち良くうたを歌った次第である。

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